羽州ぼろ鳶組、最近読んだ本で一番面白かった本です。
武家火消し、という言葉もなじみがなく、まったく新しい世界を展開してくれました。
主人公松永源吾も魅力的ながら彼を取り巻く人々もまたすばらしい、悪役さえもその背景まで綿密にあがいているからひかれずにはいられません。
ここで好きな登場人物を上げるときりがないので、一人だけ紹介します。
それは鳥越新之助です。
頭取並みの役職ながら、どこか頼りなく、それでいてみんなに愛されるキャラ。
さらには剣の達人という一面も持ち合わせています。
実は羽州鳥越、今の山形県新庄市鳥越で一時働いていたことがあります。
偶然かもしれませんが不思議な縁を感じますね。
現在、襲大鳳まで出ています。
この上下2巻だけまだ読んでいません。
これが出てからしばらくたちますが次の作品は出るのでしょうか?
作者の今村翔悟、直木賞を受賞してから多忙になったようなのでもう少し時間がかかるかもしれませんね。
まだ、37歳とお若いので未完、ということにはならないと思います、が、完結してしまうのも惜しい、もっと読み続けたい作品です。
羽州ぼろ鳶組 【合冊版第一期/1-7巻】 羽州ぼろ鳶組 【合冊版】 (祥伝社文庫)
かつて、江戸随一と呼ばれた武家火消がいた。その名は、松永源吾。別名、「火喰&...
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